ウェルネスデザイン研究所はファッション、ビューティー、フード、デザインなど多岐にわたる事業を展開する総合クリエイティブカンパニー、 株式会社マッシュホールディングスが2017年4月にスタートしたウェルネス専門の研究機関です。
物理的なオーガニックだけでなく、心や精神にも栄養になる要素を学んでいるところです。
臨床美術とは描く、造形する、観察するなど、美術品をつくる工程での、心理的な効果や脳の活性化などをはかるもの。認知症高齢者、心に問題を抱えていたり、発達が気になる子どもなどにも施されますが、感性教育や一般社会人のメンタルヘルスケアなどを対象にも行われるアートプログラムです。造られた作品を評価するのではなく、あくまでも創作する過程での心理効果などを重要視するものです。
今後はWELLNESSな提案のひとつにこの臨床美術でセミナーやワークショップなどを企画していこうと思いっています。
「モノ」のオーガニックではないものを学んでいます。
オーガニックといえば、必ずこの人物に行きつきます。天体の動きを農法に取り入れたバイオダイナミック農法。医療や化粧品にまでそのフィロソフィーは広く深く及んでいて、本や資料を読むだけではとうてい理解はできません。建築、教育、美術に至るまで、独自の自然と生物全体に対する哲学に圧倒されますが、日本でそれが何かを学ぶには教員養成の学校がより適しているとのことで、2年間学ぶことになりました。
子どもの学校教育では、天文学、植物観察、動物学、聴く体験、普遍人間学など、国語算数とは違う、人が生きていくうえで身近にあるものを年齢に合わせて寄り添うように学んでいきます。これを実際に学校で教える教員は、想像を超える下準備と自らの知識習得、創意工夫した教え方などが必要とされます。子どもの未来のための「大切な時間」には当然なのかもしれません...。
WELLNESSなマインドを持つひとつのきっかけとして、今後は大人、子ども、老若男女問わずシュタイナーの大切にしている「この世界は素晴らしい」という気づきを伝えられるセミナーや講演を企画していきたいと思っています。